建設DX #07|見積・発注・請求で同じ数字を打ち直すのをやめたら、書類が1本の鎖だと分かった話

建設DX #07|見積・発注・請求で同じ数字を打ち直すのをやめたら、書類が1本の鎖だと分かった話

こんにちは。

最近AIとお友達になってきた効率化大好き会社の営業です。

この記事の内容

  • 見積から入金まで、建設業の書類は1本の鎖になっている
  • 鎖が切れている所で、同じ数字の二度書き・三度書きが起きる
  • 前の書類から引き継ぐ、という3つの打ち手
  • 自分の会社で「打ち直し」を数えるやり方
目次

「この金額、どこから写したんだっけ」

見積書で出した金額を、契約書にもう一度打つ。発注書を作るときに、また別の表から数字を拾う。月末に請求書を作るときは、見積書のファイルを探して、もう一度写す。

建設や不動産の会社の事務の方から、こういう話をよく聞きます。1枚ずつ見れば、どれも数分の作業です。でも、1つの現場で書類は何枚も出ます。現場の数だけ、同じ写し作業が繰り返されます。

前回までの第1章では、なぜ仕組みを1つにまとめるのか、何から作るのかを書きました。今回から第2章です。見積から入金まで、書類がどうつながっているかの地図を描きます。

Before: 同じ数字を、何度も書いている

見積書・発注書・請求書に、同じ金額を手で書き写している机

効率化を頼まれた会社で、最初に書類の流れを並べてみました。おおまかに、こうなります。

  • 見積書
  • 契約書
  • 工程表
  • 発注書
  • 支払通知書
  • 請求書

この6つは、別々の書類に見えます。でも中身を見ると、現場の名前、お客さんの名前、工事の内容、金額が、何度も同じように出てきます。

ところが、書類ごとに使う道具がばらばらだと、前の書類の数字は次の書類に流れません。人が目で見て、手で打ち直します。打ち直すたびに、打ち間違いの入口が1つ増えます。1つの金額を3回打てば、間違える機会も3回です。

打ち手1: 前の書類から、引き継ぐ

前の書類の数字を、打ち直さずに次の書類へ運ぶ

一番の打ち手は、次の書類を「前の書類から作る」ことです。

見積書が決まったら、そこから契約書を起こす。現場の名前も、お客さんも、金額も、最初から入った状態で始まります。人がやるのは、足りない所を足すことと、確かめることだけです。

打ち手2: 書類を現場にぶら下げる

書類がばらばらになる理由の1つは、置き場所が書類の種類ごとに分かれていることです。見積書は見積のフォルダ、請求書は請求のフォルダ。こうなると、1つの現場の書類を全部見るのに、何か所も開くことになります。

置き場所を「現場」にそろえると、その現場の見積も、契約も、発注も、1か所にまとまります。次の書類を作るとき、元になる書類を探さなくて済みます。

打ち手3: 鎖のどこで止まっているかを見えるようにする

書類が1本の鎖になると、もう1つ良いことがあります。その現場が今どこまで進んでいるか、が分かることです。

見積は出した、契約はまだ。発注は済んだ、請求はまだ。紙で回していると、これは担当者に聞かないと分かりません。鎖になっていれば、止まっている所が画面で見えます。

ここまでやると、こう変わります

見積から入金まで書類が1本でつながり、止まっている所がひと目で分かる
  • 一度打った数字を、次の書類で打ち直さなくて済みます
  • 打ち間違いの入口が、打ち直しの数だけ減ります
  • 現場ごとに、どの書類まで進んだかが見えます
  • 「あの見積、どうなった?」を担当者に聞いて回らなくて済みます

自分の会社で数えてみてください

最近終わった現場を1つ選んで、見積書の合計金額が、ほかの書類に何回書かれたかを数えてみてください。契約書、発注書、請求書、社内の表。手で打ったものだけを数えます。

3回を超えていたら、鎖はどこかで切れています。切れている所が、最初につなぐ場所です。

さいごに

書類は1枚ずつ見ると別々ですが、実際は見積から入金まで1本の鎖です。鎖が切れている所で、同じ数字の打ち直しが起きます。第2章では、この鎖を前から順に1つずつつないでいきます。

ただ、どこで鎖が切れているかは、会社ごとに違います。毎日その書類を回している人に聞かないと分からないので、そこはまだ、人の仕事です。

今日の話は、デモの社長ホームで触れます。架空の会社のサンプルデータで、会社全体の現場の様子をまとめて見られます。ログイン画面のボタンを押すだけで入れます。各画面にある「うちの場合はこうしたい」の欄から、自分の会社ならこうしたい、をそのまま送ることもできます。

デモ: https://demo.kit-kid.co.jp/management/?a=b07

数えてみたら、同じ金額を何回打っていたか。そんな話も、コメントかnoteのメッセージで気軽に聞いてください。

次回は、鎖の最初の1つです。見積を作って、社長の確認に回す話を書きます。

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この記事を書いた人

Yoshiのアバター Yoshi 代表

効率化大好き。新しい物や便利な物が好き。全て機械にやってもらって、ゴルフやってのんびり余生を暮らしたいと節に願っている

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